振り向く彼女(おわり)
久し振りのカラーで楽しかったのですが、何度やっても瞳が紫っぽくなってしまいます。うーん。
金髪の処理の仕方もこれで良いのだろうか…。
でも、もうこれで終わりにしたいと思います。
お立ち寄りありがとうございます。
L'interrogatoire (詰問)
『本当の男になれる薬を処方してくれぬか。』
ついにその時が来たのだ。
厳しくも静かに向けられた瞳に戸惑いながら、私は深く息をし、そして応えた。
『…
オスカル様、それは出来かねます。
ご存知のはずです。』
『私には解せぬ。
士官学校で剣も銃も覚束ない者が男で、どうして私が女なのか。
血が流れるのは、戦いでと決まっている。そうではないのに、なぜ私に!
私は、私は女ではないのに!』
『恐れながらオスカル様…オスカル様は女性でございます。お身体は今後も女性としてご成長なさいます。』
『そんな事を言っているのではないっ!』
『ご自分のお姿に目を背けてはなりません。どうかお健やかに…。』
『……悪かった。
今私が言ったことは忘れてくれぬか。』
『はい、私は何も伺っておりません。』
この方は父君にも母君にも言えぬ事を、この私に吐き出して下さった。
もう二度と誰にも漏らさぬであろう言葉を。
主治医と彼女の会話として書いてみました。
この辺りはあまり触れたくなかったのですが、自分の処方箋を見ていて文章が出て来てしまいました。
いつかとはわかっていても、いざその時を迎えた彼女の思いはどんなだったでしょう。
本当にデリケートで、どんな解釈かは人それぞれだと思いますね。
大切な7月ですね。
そんな事を言っておきながら、三が日はどうなるかわかりません。汗
平常心で頑張りますね。
画像を小さくして全部入れてみました。
自分のモバイルでは描線の乱れなどなく見えていますが、皆様のものでは不都合なく見えているでしょうか。少し心配です。
ちょっとだけトーン貼り
ちゃんとしたお顔はどんな風かなと描いているうちに、トーンを貼ってみたくなって、これです。
下描きとペン入れが一緒のレイヤーで、用紙、下描き兼ペン、瞳、ハイライトの4枚で終わりにしようと思っていたのに、レイヤー枚数がどんどん増えていきます。
何かお話も考えてみましょうか。
ああ、23日…。
こんなの描いていないで、そちらに取り掛からなきゃですね。
間に合わないかも…。汗
デジタルではトーンも簡単ですね。
漫画を描いていた中・高生の時は、スクリーントーンは高価なものでしたので、買えずに描いていました。
カケアミも、樹木の幹も、石畳みも『オルフェウスの窓』を見ながら練習しましたっけ。
とはいえ、デジタルでこんなに簡単に貼ることが出来ても、肝心のセンスがないと本当に稚拙。
あーその辺りもなんとかしたい…。