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Epiphyllum oxypetalum(月下美人)

『久し振りだな、二人乗りなんて。』

『…昨日からもやもやとして…。
マリー・クリスティーヌ様はなぜお前を見ていたのだ。
…何なのだこの気持ちは。』

『…何なのだって…。
それは…長い間俺の頭の中でくすぶっていた気持ち…今のお前はその頃の俺と、おそらく同じような心持ちだと思う。』

『え⁉︎』

『…ずっと気になっていたのだが…いや、聞き流してくれてもいいんだが…お前、アントワネット様にはそんな気持ちになったことはないのか?』

『…⁉︎』

『お前はいつもそんな気持ちに蓋をして…俺はそんなお前を思うと余計に苦しくなったものだ。眠れぬ夜などは、今頃お前が1人で泣いているのではと心配になったり。』







『…迷惑な話だ…。お前はいつでも…』

『…ふふ、悪かったな。』




嫉妬。
オスカル様は、アントワネット様にそんな気持ちをお持ちになった事があるのでしょうか。
その辺りははっきりしませんが、長い間にはあったと考えた方が今は自然な気がしますが。

『あの18の日に、フェルゼンの前に男としてしか存在することがゆるされなかったのは、なんのためだ…』

『女性として出会いたかった。
アントワネット様のように。』

嫉妬なんて彼女はしないだろうと思いながらも、彼だけには弱い部分も見せる彼女をと描いて(書いて)しまいました。


背景の月下美人は、ダウンロードしたものです。
その繊細で儚げなお姿に一目惚れし、いつか使わせて頂きたいと思っていました。

月下美人の開花は6月から11月だそうで今使うのは季節が違うのですが、彼と彼女のあの頃にはあっているかと思います。
花言葉は儚い恋、儚い美、艶やかな美人、危険な快楽…。

因みに誕生花を調べますと、この花は8月23日。
彼は26日。おしい!(笑)

18世紀のフランスではまだ生育していなかったらしいですが、花びらが食べられるそうなので、もし彼女の目の前にあったら薔薇のそれのように召し上がってみるかもと妄想してしまいます。


絵はもう少しいじりたいと思います。


彼の最後の言葉を削りました。

5日23時7分頃、画像を差し替えました。
前のものにも温かい拍手をありがとうございました。





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  1. Oscar et André
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

女性としての魅力

  1. 2018/03/07(水) 00:37:39 |
  2. URL |
  3. ふらん
  4. [ edit ]
オスカルは18歳の日に女性としてフェルゼンの前に現れて…ということは
アンドレとは始めから出会うことはないということになりますね。
たとえそうだったとして女性としての魅力でもアントワネットに勝てる自信が
彼女には有るんでしょうか?美しさや才気という点では好みにもよりますが
自信があっても可笑しくはありません。アントワネットへの嫉妬に関しては
表面上は感じられませんが、フェルゼンの花嫁候補の美しさや教養を聞いて
いるところを見ると全く嫉妬しないひとではなさそうで、その部分含めてこの人はしっかり中身は女性だなと思います。アンドレが言っている通りですね。
しかしクリスチーヌの視線をすぐ見破るとは女の勘は怖いです。これ逆に
アンドレがクリスチーヌを見ていたらどんな騒ぎになったでしょうね。チョットみて
見たいものです。

Re: 女性としての魅力

  1. 2018/04/04(水) 21:17:45 |
  2. URL |
  3. うたかた
  4. [ edit ]
ふらん様
コメントをありがとうございました。
お返事が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。

オスカル様が最初から女性として生きていたら…。
末娘として花のようにまた自由にお育ちかと思います。
何もかも手に入る環境で、わがままにもなっていたかもしれませんね。
その中で、負けず嫌いというのは良くも悪くも作用したような気がします。
負けたくない気持ちは傲慢にも繋がりそうですが、そこには今は触れずにいたいです。
人間ですもの、嫉妬もしますよね。
問題はどうやって折り合いをつけるかです。
結構さっぱりとしたご性格は、女性として生きていても変わらないのではと思いたいです。
その上でマリー様に勝てる自信。
勝とうとは思っていないと私は思います。
自分にはマリー様に勝る事もあれば、劣る事もあるとお思いではないでしょうか。
結局選ぶのはフェルゼン。
女性として生きても失恋したのかもしれません。
原作では選ばれる存在にもなれなかった事は、あまりにも悲しいですね。
フェルゼンが結婚すると言った時の彼女が、まだご自分の気持ちに気付かずにいる中で、男性同士のように『どんな相手だ、今度紹介しろ。』なんてボーイズトークになれなかったのは、女性の部分が顔を覗かせたからなのでしょうか。
ただ親の意向で地位や財産だけで決められる結婚を、彼にはして欲しくなかったというのはあるでしょう。
揺れる女心とでも言いましょうかね。

アンドレがクリスティーヌを見ていたら…きっと帰りはぷんぷんですよね。
私の妄想では、ぷんぷんしてもそこまでで、ちゃんと折り合いをつけて微笑む彼女にきゅんとしてしまいます。

あのエピソードで登場した女性のオスカル様。
あんな鼻持ちならない女性になるとはどうしても思えない私です。
ここでも相当ご都合主義でお恥ずかしいですが。

宜しければまだお立ち寄り下さい。
お待ちしています。

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プロフィール

うたかた

Author:うたかた
『ベルサイユのばら』のオスカル様に恋い焦がれる『うたかた』の二次創作ブログです。
手描きのイラスト(デジタルのものも少し)と短い会話文で綴るサイドストーリー、コミック、雑文などを置いています。
原作をこよなく愛していますが、アニメも大好きです。
間違いだらけの拙い作品ばかりですが、大きなお心で受け流して下さいませ。
また、原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
2015年7月からpixivにも投稿していますので、宜しければお立ち寄り下さい。

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