Le sommeil léger ( 浅い眠り )




追いかければ追いかけるほど、貴女は遠くに行ってしまう。
『ジェローデル、私について来れるか?』
一瞬透ける頬を上げ不敵な笑みを浮かべ。
私が止めるのも聞かず、軍服のテールと金の髪を残して消えて行く。
別れの言葉もなく、羽のような指をヒラヒラとさせる貴女。
『ここにおいでだったのですか。』
振り返る人は貴女ではない。
もっともローブをお召しの女性ではないはずだ。
待て。
それは私が見たあの時の貴女。
嫋やかに踊る貴婦人だ。
自分の求めているのは、あの時の貴女なのか。
束の間でも貴女の手を取り、艶やかな眼差しを受けて踊っていれば、そしてそのまま離さずに…。
私の腕の中なら、貴女の確かな平穏を約束できたのに。

それは脳髄の奥で見ていた予感。
到底手の届くはずのないところに飛び立ってしまうと…。
止めなくては。
いや止めても無駄だ。
しかし!
あの時、私だけを見て下さった貴女。
重ねた手の感触。
一瞬触れた唇。
私は生涯忘れない。
それは永遠に外れぬ枷。

もう私には貴女しかいない。



ジェローデルには、オスカル様はどんな風に見えていたのでしょう。
『初めから女性として…』という言葉がありますが、アンドレと彼女の距離とはまた違う感覚で彼女を捉えていたと考えると。
そう易々と部下に内面を見せる彼女とは思えないので、外見ということでしょうか。
例えば、ユリウスのように片手で重いものが持てなかったとか、腰が細いだとか、肩幅が狭いとか、体に厚みがないとか…。
『そんなことではない。君は何もわかっておらんようだな。』
と彼に叱られそうですが。
『優しいまどいに…。』
彼は自分との共通点を彼女に見ていたということでしょうか。
エピソードをもう一度読まなきゃいけないですね。



どうして妄想にジェローデルが出てきたのかは不明です。(汗)
そして軍服を描こうと思ったのに、またローブを描いてしまいましたね。
ジェローデルもまたそのうちに。

彼女が指輪をされているのは、あのカラーページだけでしょうか。
ちょっとしたことなのですが、指輪一つでなんだかとても萌えました。




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  1. Oscar et ……
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lesyeuxsaphir

Author:lesyeuxsaphir
『ベルサイユのばら』のオスカル様に恋い焦がれる『うたかた』の二次創作ブログです。
手描きのイラスト(デジタルのものも少し)と短い会話文で綴るサイドストーリー、コミック、雑文などを置いています。
原作をこよなく愛していますが、アニメも大好きです。
間違いだらけの拙い作品ばかりですが、大きなお心で受け流して下さいませ。
また、原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
2015年7月からpixivにも投稿していますので、宜しければお立ち寄り下さい。

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