À la nuit calme ( 静かな夜に )




『オスカル…俺と逃げないか。』

『さっきのベルナールの言葉か?…アンドレお前…見損なったぞ!』

『それは困るな…。
いつも従順な俺には、今の言葉はちょっときつい問いかけだったんだぞ。』

『なら、言うな!』

『お前をみすみす危険の中に置くわけにはいかないと、もう一人の俺が言っていると思ってくれ。』

『…。』

『もう一人のお前の言葉は聞けないか?』

『…その必要はない。お前、私の性格を知らないとは言わせないぞ。』

『そうか。…まあいい、さっきの言葉は聞かなかった事にしてくれ。言っても無駄だとはわかっていても、言わずにはいられなかった。』

『私もお前の性格をわかっているようで本当はわかっていなかったようだな。ふふ…』

『もう、お前は一人でもがく事はないんだ。』

『もがき癖はそう容易くは消えないな。お前もじゃないのか。』

『俺か?俺はもう大丈夫。もうもがかない。』

『本当か?』

『ああ、しばらくは。』

『ふふ…帰ろう。疲れただろう。』

『お前こそ。』



こっそりと訪ねたベルナールの家にはアンドレが御する馬車で向かったのでしょう。
『外国に行け』
そうベルナールに進言された後のお屋敷への帰り道です。
途中で馬車を降りて木立で話をするお二人、というシチュエーションでお願いします。

オスカル様の驚きからは、これから起こるであろう事は彼女の想像を超えるものだったと感じ取れます。
彼女の思いをを受け止めた後、アンドレは一度はこんな事を言ったのではないかなと、描いてみました。

危険が迫っていることを、内密に告げられたら、愛する人を逃がそうと思うのではないでしょうか。
彼女は一人で逃げるなんて絶対にしないのも彼はわかっていますよね。

そして、『俺と一緒に…』は、彼の方便で、彼はそれこそ安寧に暮らす事など考えてはいないでしょう。
祖母にも主家にも顔向け出来ないですから。
彼女をもし逃がせたら、彼はどうするのでしょう。
ジャルジェ家と運命を共に。
それとも、平民としてベルナールと共に革命に身を投じる。
どうでしょう…。

妄想が過ぎましたね。失礼しました。

オスカルさんの乱れ髪、無いほうが良かったですね。(汗)
少し後悔。


追記です。
故あって、題名を変えました。
À la nuit calme とは、誰にも邪魔されない静かな夜という意味だそうです。
不手際お許し下さいね。






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  1. Oscar et André
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lesyeuxsaphir

Author:lesyeuxsaphir
『ベルサイユのばら』のオスカル様に恋い焦がれる『うたかた』の二次創作ブログです。
手描きのイラスト(デジタルのものも少し)と短い会話文で綴るサイドストーリー、コミック、雑文などを置いています。
原作をこよなく愛していますが、アニメも大好きです。
間違いだらけの拙い作品ばかりですが、大きなお心で受け流して下さいませ。
また、原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
2015年7月からpixivにも投稿していますので、宜しければお立ち寄り下さい。

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