お迎え 完成版




『ん……ア…アンドレ…か…⁉︎』
『オスカル…。よく頑張ったな。』
『…見ていてくれたのか?』
『ああ。代わってやりたかったが…。』
『私は…誰より罪深い身だ。どんな目に合おうと致し方のないことだよ。』
『お前が罪深い?どうしてそんな事を』
『私のこの手はとうに血塗られている。お前だって知ってるじゃないか。現にこの戦闘でも何人も…。』
『やめろ、オスカル。』
『ん…すまなかった。もう…終わったんだな…。』
『疲れただろう。ゆっくりお休み…。』

オスカル様が連射される場面は、何度見ても胸が潰れる思いがします。
腹部を撃たれるところでは、出動前夜に宿ったかもしれない命を思い、息苦しささえ覚えます。
『そんなに前に出ないで。』
『これ以上撃たないで…。』と。

バスティーユで、彼女は司令官として前へ前へと出て行きます。
前日に最愛の人を亡くした時の慟哭をそのままに、
『私を撃ってくれ!』
と言わんばかりに。

『私は今こんなにもやすらかだ…。』
こうロザリーに告げるオスカル様の安堵の表情は、もちろんこの後に続く最期の言葉にかかっているのですが、やはりアンドレの元に行ける事からのそれでもあるのでしょうね。

『』の中の言葉は、もしかしたらオスカル様は、ご自身についてこんな事も思っていたのではないかと考え書きました。
長い軍人生活の中で、自分の指示で殺めた命もあったと思いますし、ジャンヌやニコラス、ディアンヌ、ジョセフの魂を思い悔恨の念にかられる事もあったかもしれません。
大酒を飲んで荒れていた時代、自分が貴族であることを恥ずかしいと仰った時、彼女はご自分にありとあらゆる罪を背負われている様にも感じ、
『そんなにご自分を責めないで。』
と声をおかけしたくなります。

少しシニカルに笑う彼女が好きです。
『私のこの手は…』
はそんな表情で仰っている感じが良いと思います。

オスカル様が被弾されるシーンから救われたい思いで描きましたが、救われたかな…。
…またとんでもなくトンチンカンな事になってしまったかも。(汗)



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  1. Oscar et André
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うたかた

Author:うたかた
『ベルサイユのばら』のオスカル様に恋い焦がれる『うたかた』の二次創作ブログです。
手描きのイラスト(デジタルのものも少し)と短い会話文で綴るサイドストーリー、コミック、雑文などを置いています。
原作をこよなく愛していますが、アニメも大好きです。
間違いだらけの拙い作品ばかりですが、大きなお心で受け流して下さいませ。
また、原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
2015年7月からpixivにも投稿していますので、宜しければお立ち寄り下さい。

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