12月25日 オスカル様お誕生日に寄せて




…一瞬、羽が見えたんだ。

『なんだ、アンドレ。』
『ううん、なんでもないよ。』
『変な奴だな。』
『言ってもいいの?』
『だから、何?』
『オスカルは、ヤコブの梯子でここに来たの?』
『…。』


そんな事聞かれたっけ?

まだお屋敷に来て間もない頃だ。
悪態をつくお前の背中には、たまに見えてたよ。
天使の羽が。

ほんとか?
それは悪魔の羽かも知れんぞ。

お前は笑うかもしれないが…
その頃の俺は、いつかお前がヤコブの梯子で天の国に帰ってしまうんじゃないかと心配でたまらなかったよ。
一緒にいなければ、父や母と同じように、もう二度と戻っては来ないかもしれないと…。

…もう、そんな事は考えなくていい。
私はここにいるのだから。

うん……。

ある日、お前の背中に羽が見えるのはどんな時かと考えてみたんだ。

どんな時だった?

俺に優しい時。
悪態つきながらも優しく笑う時だ。

私がお前に優しく笑ったって⁈ あはは。

今も見えているよ。
ほら。

え⁉︎



イラストは12歳ぐらいの設定で、何度目かに見えた羽ということでお願いします。
『お嬢様! お膝はお付けになって下さいまし!』
なんて婆やの声が聞こえてきそうですが。(笑)

カッコの無いお二人の会話がどんな場面のものかは、ご想像にお任せ致します。


少し早いですが、オスカル様のお誕生日をお祝いしたいと思います。

Joyeux anniversaire à toi !
Que Dieu vous protège, vous bénisse et vous comble de toutes ses grâces !
お誕生日おめでとうございます。あなたが神様に守られ、神様からたくさんの恵みが与えられます様に。



注)ヤコブの梯子。
フランス語でEchelle du Ange( エシェル・ドゥ・アンジェ) というそうです。
自然現象としての名称は薄明光線です。
以下Wikipediaからの引用です。

薄明光線(はくめいこうせん、英語: crepuscular rays)は、太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光線の柱が放射状に地上へ降り注いで見える現象の俗称。通常とは逆に、雲の切れ間から上空に向かって光が出ることもある。おもに、地上から見た太陽の角度が低くなる早朝や夕方に見られる。
ヤコブの梯子、天使の梯子という名称は、旧約聖書創世記28章12節に由来する。この記述では、ヤコブが夢の中で、雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、そこを天使が上り下りしている光景を見たとされる。このことからやがて自然現象もそのように呼ばれるようになった。
( Wikipedia から転載した内容の著作権は Wikipedia のライセンスに従います )



追記です。
7時30分頃、文章を加筆修正しました。
以前に読んで下さった方々には、お詫び申し上げます。(汗)



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プロフィール

うたかた

Author:うたかた
『ベルサイユのばら』のオスカル様に恋い焦がれる『うたかた』の二次創作ブログです。
手描きのイラスト(デジタルのものも少し)と短い会話文で綴るサイドストーリー、コミック、雑文などを置いています。
原作をこよなく愛していますが、アニメも大好きです。
間違いだらけの拙い作品ばかりですが、大きなお心で受け流して下さいませ。
また、原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
2015年7月からpixivにも投稿していますので、宜しければお立ち寄り下さい。

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