Le ramage (さえずり)




『それでだ…』

『ああ、なるほどな…それでか…』

『だからって、お前が…するとは思ってもいなかったんだぞ…』

『あれは…
まあ良いではないか…』

『良いではないかって、お前の言葉とは思えないな…』

『ふふ…そんな事を言ってお前だって…』

『俺か、俺はさ…良いんだよ…
お前は駄目だけどな…』

『なんだそれは…
お前は良くて私は駄目なんて事があるのか…』

『あるんだ…』

『ふん…ずるいな…』

『…ずるいのはな…お前だ…』

『私のどこがずるいと言うのだ…』

『言わない…』

『ふふ…お前それでただで済むと思うなよ…』

『…どうしたいんだ…』

『…お前の方が知っているだろう』

『ん…知らんぞ…知らん知らん』

『焦らすな…』

『何も焦らしてなどいないよ…』

『では…もう少し時間をやる…』

『時間なんてもらってもな…』



続く。
…予定です。



23時頃、差し替えを完了しました。
何度もごめんなさい。
前のものにも温かい拍手をありがとうございました。


次にかかります。






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  1. Oscar et André
  2. / comment:0
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Avec toi (お前と一緒に)

2017年三が日に寄せて 2







16日23時頃画像を差し替えました。
これで終わりにします。

記念日なので背景をもうちょっとなんとかしたかったのですが、諸事情ありまして断念しました。
でもこのレース素敵なので、これからも多用するかもしれません。

前のものにも温かい拍手をありがとうございました。






  1. 三が日
  2. / comment:0
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Un éphémère (かげろう)

2017年三が日に寄せて



幾度となく呼び合ったその名が、今は違う響きで夜半(よわ)の静寂に溶け合う。
お互いの声は、きっと出会った時から約束されていたのだ。

何者だ…
繰り返し寄せる激情と恍惚の狭間で揺れるのは。

来し方も行く末も案じず、怒りも恐れもなりを潜め、優しい温もりが全てを包みこむ。
私達は確かに、今を生きている。


『…起きていたのか?』

『お前があまりに儚い姿をしているから、かげろうのようにどこかに飛んで行ってしまうんじゃないかと心配でな。』

『馬鹿な…』

『お前が飛ぶ時は俺も…置いて行くなよ。』

『ふふ、…お前なしでは飛ばぬ。安心して休め。』






『…どうした。』

『わからぬ…なぜ涙が…。』











  1. 三が日
  2. / comment:2
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じたばた2




実は『じたばた』は中断しています。

土曜日の『美の巨人たち』に理代子先生がご出演されていましたね。
知らずに普段通りかかっていた番組で、相方が『あれ、この人』なんて言うのに反応し、パソコンとにらめっこしていた私は相当驚きました。
テーマはエルミタージュ美術館。
考えてみれば、エカテリーナのエルミタージュですからね。ご出演も頷けます。
先生の『エカテリーナ』をもう一度読み直したいなと思いました。
この番組、見忘れる事もある中で見逃さなくて良かったです。


7月12日のイラストは仕上がりましたが、なかなかその後が…。
今週は怒涛の一週間になりそうです。笑






  1. あれこれ
  2. / comment:0
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じたばたしています。




迷いと欲から、いろいろと表情に悩まされましたが、こんな感じでペン入れは終わりにしようと思います。
当初考えていた明るめの表情に落ち着いて良かったです。









  1. あれこれ
  2. / comment:0
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L'interrogatoire (詰問)





『本当の男になれる薬を処方してくれぬか。』


ついにその時が来たのだ。
厳しくも静かに向けられた瞳に戸惑いながら、私は深く息をし、そして応えた。


『…
オスカル様、それは出来かねます。
ご存知のはずです。』

『私には解せぬ。
士官学校で剣も銃も覚束ない者が男で、どうして私が女なのか。
血が流れるのは、戦いでと決まっている。そうではないのに、なぜ私に!
私は、私は女ではないのに!』

『恐れながらオスカル様…オスカル様は女性でございます。お身体は今後も女性としてご成長なさいます。』

『そんな事を言っているのではないっ!』

『ご自分のお姿に目を背けてはなりません。どうかお健やかに…。』

『……悪かった。
今私が言ったことは忘れてくれぬか。』

『はい、私は何も伺っておりません。』


この方は父君にも母君にも言えぬ事を、この私に吐き出して下さった。
もう二度と誰にも漏らさぬであろう言葉を。





主治医と彼女の会話として書いてみました。
この辺りはあまり触れたくなかったのですが、自分の処方箋を見ていて文章が出て来てしまいました。

いつかとはわかっていても、いざその時を迎えた彼女の思いはどんなだったでしょう。
本当にデリケートで、どんな解釈かは人それぞれだと思いますね。


大切な7月ですね。
そんな事を言っておきながら、三が日はどうなるかわかりません。汗
平常心で頑張りますね。


画像を小さくして全部入れてみました。
自分のモバイルでは描線の乱れなどなく見えていますが、皆様のものでは不都合なく見えているでしょうか。少し心配です。












  1. Oscar
  2. / comment:2
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プロフィール

lesyeuxsaphir

Author:lesyeuxsaphir
『ベルサイユのばら』のオスカル様に恋い焦がれる『うたかた』の二次創作ブログです。
手描きのイラスト(デジタルのものも少し)と短い会話文で綴るサイドストーリー、コミック、雑文などを置いています。
原作をこよなく愛していますが、アニメも大好きです。
間違いだらけの拙い作品ばかりですが、大きなお心で受け流して下さいませ。
また、原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
2015年7月からpixivにも投稿していますので、宜しければお立ち寄り下さい。

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