Les nouveaux venus ( 新参者 )

『姉上付きのアンナが、お前の事が好きらしいぞ。
知っていたか?』

『知らない。』

『何だ、お前結構モテるんじゃないか。
姉上もお似合いだと仰っていたぞ。』

『…。』





『照れるなよ〜。』

『な、な、な、何だ、離せ!』

『お前もアンナが気になるだろう。
手助けしてやるからな!』

『やめてくれよ、ここはヴェルサイユだ!』

『…ふふ、そうだヴェルサイユだ。
この厩舎を出たら、上辺だけニコニコした敵がわんさかいる。
初めての出仕で、緊張していては舐められるぞ。
好奇の目が私にだけ注がれるのならまだ良いが、お前も容赦ない叱咤激励を受けるだろうからな。』

『先ずは余裕の笑顔で参りましょうか、ご主人様。』

『ふむ。
手の内を見せぬ様、用心せよ。
お前は静かに私に付いていれば良いからな。』

『はっ!』

『それと…』

『?』

『さっきの話は嘘だ。アンナには他に思い人がいるらしいから。少しはワクワクしたか?悪く思うなよ。』

『…なんだ…。』



マリー様の御輿入れ前、お二人だけで宮殿に初めて出仕される日。
言うなればデビュー戦に、緊張でガチガチのアンドレの気持ちを解す彼女という感じで描いてみました。
ツンデレな感じが出ているといいなと思います。


近衛連隊長付き大尉の軍服、間違えました。金ではなく紅のサッシュでした。
あ’’〜

28日、またまた描き加えたのと差し替えました。
何度もごめんなさい。
これで終わりにして次に行けます。
前のものにも温かい拍手をありがとうございました。







スポンサーサイト
  1. Oscar et André
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

拍手コメントのお礼 ( 8月28日〜9月20日 )

いつもご覧頂きましてありがとうございます。
拍手コメントのお礼をさせて頂きます。


さ様
『欲望』にコメントをありがとうございました。
pixivにもフォローして下さっていますね。重ねてお礼申し上げます。
>華やかで素敵。
そのようなお言葉を頂いて、なかなか安定した作品が描けなくても続けてきて良かったと思います。
たまに『むむ、これは良い出来。』と思えるものもありますが、後で見ると消したくなる事もありまして。(汗)
そんな自己満足の世界で漂っていますので、コメントがとても嬉しいです。
私もベルには行ったり来たりで、思い付きのようなものしか置けませんが、自分なりのベル愛を描いていければと思っています。
宜しければまたお立ち寄り下さいね。


三様
『自分自身』と『早く良くなって』にコメントをありがとうございました。
この間までその様な場所で働いていましたので、心中お察し致します。
自分の無力を感じながら日々過ごし、頂いたものはギリギリの中での感謝の言葉や笑顔でした。
人の命は儚くて脆いものと思っていましたが、いえいえ、なかなかに力強く逞しいものだとも教えて頂きました。
三様には、何もない事をお祈り致します。
しかしながら、私に出来る事はこのブログに描くことぐらいでして、なんとも頼りない話です。(汗)
幸せなお二人ですね。
承りました。


ば様
『早く良くなって』にコメントをありがとうございました。
なるほどなるほど。
この作品をそう思って下さったのですね。
そう、そういう意味でも何か描けないかとは思っていましたが、考えがまとまらないまま時間が過ぎてしまって。汗
ば様からコメントを頂いた後、お話をしましてあちらも見て下さったと思います。
いろいろとお心遣いありがとうございました。


たくさんの温かい拍手にも感謝致します。
次作への励みにしています。

『企て』が滞っていまして、ごめんなさい。
私事でなんだかいろいろありまして、集中力が続かずにいます。
細切れに眠るのがいけない様です。汗

いつも加工で揺れています。笑
pixivにはブログとは加工の違う画像や少し手直ししたものを置く事が多いのですが、それでも飽き足らず(汗)、最近の作品をモノクロにしてみました。
宜しければご覧下さい。

それでは
またのお越しをお待ちしています。

















  1. 拍手コメントお礼
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

La plante carnivore (食虫植物)





『こうなると自由なのか不自由なのか
分からぬな。』

『…。』

『仕事が終わるのを待って、お前とこうしているとふと思う。
これは罠ではなかろうかと…。』

『わな?』

『このままドロドロに溶けていって、私は消えてなくなるかもしれん。』

『あはは、まるで食虫植物だな。
俺がこうしてお前を食べる!』

『やめろ、やめろ!
もう離せ!ふふふ…』

『だめだ、離さない。
こんな男のところにmoucheではなくDionéeが舞い降りたんだ。絶対に離すものか。観念しろよ。』

『…観念するのはお前の方かもしれぬぞ。
私がとんでもない毒虫だったらどうする。』

『どこまでも共に。』

『ふっふ…良かろう。』


相方の用事で行ったフラワーパークで、時間が空いたのでふらふらしていて思い付きました。蓮の花が咲いていたものの、他の花は準備中のような園内に人だけはたくさん。
こうなると流行りのものに乗れなかった事に少し焦りましたが、私には私の世界がある事に半ば無理矢理な喜びを見出しながら妄想しました。

Dionée attrape-mouche
ハエトリグサは、その動きにいろんな意味で参りまして、ベルと繋げるのは如何なものかと抵抗も感じましたが、思いのままに書いてしまいました。

英名ではVenus flytrapと言い、その形をヴィーナスのまつ毛に見立ててその名があるそうです。
フランス語名の頭にあるDionée(ディオネ)は女神で、アフロディテ(ヴィーナス)の母という説もあるという事ですが、ここでアフロディテではなくディオネを使っているのはディオネの方が美しいからでしょうか。
ディオネについてはあまり資料が残っていないらしく、私の腕ではわかりませんでした。


19日9時20分に画像を差し替えました。
前のものにも温かい拍手をありがとうございました。







  1. Oscar et André
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

Rétablis-toi vite. (早く良くなって)

『熱があるんだって?夕方の晩餐会には行けそうか?』

『お前どうして…父上の供で出掛けたんじゃないのか。』

『そう露骨に面倒くさそうな顔をするな。
用事が早く済んだので急いで帰ってきたんだ。
それより、起きていていいのか?』

『…いつまでも横になっていては伺候出来なくなる。』

『虚ろな目をしている。
欠席でいいじゃないか。』

『そういう訳には…』

『歯切れが悪いな。お前らしくもない。
悟られない様に出席するつもりだろうが、そんなでは王妃様にもわかってしまうぞ。』

『行くと言ったら行く。』





『うつるぞ…』

『お前が元気になるのなら、いっその事俺に全部うつってしまえばいい。
こんなお前を行かせたくはないが…、
馬車の中で静かに眠れる様に、揺れを抑える細工をしておくか。』

『悪いな…頼む。』

『何か食べておけよ。
おばあちゃんに来るように言っておくから。
大事にしてくれ。』

『ああ、…わかった。』



ある方に少しでも元気になって頂ければと、お見舞いの言葉の代わりにと描かせて頂きました。


20時過ぎに画像を差し替えました。
前のものにも温かい拍手をありがとうございました。






  1. Oscar et André
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

Le regret ( 後悔 )




『あの頃の夢の中では…』

『ん?』

『いつもお前は泣いていた。』

『いつの話だ。』

『ふふ…泣かせたのは俺だ。
悔いても謝っても決して許されない。』

『ああ…』

『あれから、泣いているお前に手を差し伸べる事は俺の役目ではなくなった。』

『…それは違うな。
いい大人が、いつまでも甘えてはいられんだろう。』

『(信じていたのに…)と俺を責めるんだ。』

『その事で責めた覚えはないが。』

『そうだ、お前は何も無かった様に俺に微笑んでくれた。
だが、いっそ責めてくれた方が気が楽だったんだ…。
冷たい目で(もう供はしなくてよい。)と…。そうしたら諦められたかもしれない。』

『ふふ…諦めてもらっては困る。』

『そうだ…諦められるはずはなかった。
だが、お前の傷より深い傷を負うべきだったのに俺は…俺は…』





『ああ、わかった、わかったからもう泣くな、アンドレ。』



ぐずぐずと過去の事を言うのも言われるのも嫌なものだとわかっていて、素面では言わなかった事ではあっても、酔ってしまって何かの拍子に…なんて事があったのではと描いてみました。

彼の暴走については、彼女の本当の言葉を聞くまでは、いつまでも消せない出来事として自身の心の中で燻っていたかもしれませんね。
彼女にしてみればとうに過ぎた事でも。

『もう供はしなくてよい。』
アニばらの彼女は仰います。
一般的にはこちらの方が頷けます。
しかし、普通なら…と考えるのはここではやめましょう。笑

許し許され、励まし励まされ築いて来たお二人の関係には叶わないと、今更ながら思います。

題名は『よしよしする』にしたかったのですが、上手く出てきませんでした。汗


14時過ぎに下の画像を差し替えました。
前のものにも、温かい拍手をありがとうございました。





  1. Oscar et André
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

Moi-même ( 自分自身 )




何処にいても
何をしていても
私は私だ
他のものにはならない

私を傷付けるのは容易い事だが
私は傷とは思わない。

それが私への謀だとしても
屈せず己を貫くのみ。

苦しい闇の中でも
私は私
他のものにはなり得ない


少し辛いなと思う事がありまして、こんなのを描いてました。
耐えなきゃいけないと思いながらも、やはりそこはヘタれな私。
描いて自分を奮い立たせます。
絵は、私のはけ口です。笑


目覚めて気付きました。
最初は涙を描こうと思っていましたが、いつの間にかなくなっていました。(ペン入れした後消してしまったのでしょう)
涙ありも置いてみたいと思います。
どっち付かずでごめんなさい。
そして、前のものにも温かい拍手をありがとうございました。









  1. Oscar
  2. / comment:6
  3. [ edit ]

NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY


« 2016 09  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

プロフィール

lesyeuxsaphir

Author:lesyeuxsaphir
『ベルサイユのばら』のオスカル様に恋い焦がれる『うたかた』の二次創作ブログです。
手描きのイラスト(デジタルのものも少し)と短い会話文で綴るサイドストーリー、コミック、雑文などを置いています。
原作をこよなく愛していますが、アニメも大好きです。
間違いだらけの拙い作品ばかりですが、大きなお心で受け流して下さいませ。
また、原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
2015年7月からpixivにも投稿していますので、宜しければお立ち寄り下さい。

fc2カウンター

検索フォーム

QRコード

QR