La stratégie gagnante ( 作戦勝ち )





『お歴々は何もわかっておらんな、まったく何という無理難題を…ぶつぶつ…』

『…。』

『なんのつもりだ背後から。
攻撃とみなすぞ…』

『攻撃って。寒いだろうと思ってな。』

『私のマントをよこせば良いことだ。』

『いや、そうではない。』

『では、奇襲だな。』

『それも違う。…守ってあげたいなとね。』

『この私をか。』

『厳密に言うと、包んであげたいだな。
おばあちゃんから聞いた話だが、奥様はお前が赤ん坊の頃、いつも大事に毛布で包もうとされたそうだ。
だが、旦那様がそれをお許しにはならなかったと。』

『そうなのか。』

『ああ。
軍を指揮する武官になる子だ。
過保護にしてはならんと。』

『まあ、物心ついてからの父上の様子から見ても、そんな感じだっただろうとは思うが。』

『包まれての感想は?』

『過保護にしてもらっては困る。』

『じゃあ撤退しよう。』

『いや…決心を下すまで保持せよ。』


すっかり寒くなってしまい、何かに包まりたい気持ちからこんなのを描いてみました。
二行目の『…。』で彼がマントを広げた感じでお願いします。
なぜ主人を差し置いて、彼だけマントを着ているのか、そしてどんだけ大きいマントなのか、なんて事は聞かないで下さいね。笑
彼女にもマントを着せてしまえば良かったなと後で思いました。汗
文章もいつもの様にテキトーです。

私事で恐縮ですが、娘は先天的な病気を持っていまして、生後3ヶ月で手術をしました。その手術のおかげで今は元気に暮らしています。
しかしながら、赤ちゃんの時は日々心配で ( 心配しても仕方ないのですがね。笑)、風邪を引かせない様にいつも毛布やタオルで包んでいました。
それは、今思うと彼女の為というよりは、私の安心の為だった様な気がします。
今でも彼女は包んでおきたいのですが、そうもいきません。笑

やはりこのイラストも密着感が足りませんでしたね。うーん。








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  1. Oscar et André
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拍手コメントのお礼 (11月1日〜11月23日)

いつもご覧頂いきましてありがとうございます。
拍手コメントのお礼をさせて頂きます。

三様
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
タブレットでのコメントをありがとうございます。
パソコンが壊れてしまってお困りですね。

我が家のパソコンも何ヶ月か前に買ったばかりなのですが、液晶画面の上から1/3ぐらいのところに一本ラインが入ってしまいました。やっと買い換えたのに…うう…。(涙)
見にくいったらありゃしません。

私の書く文章を読みたいと仰いますか。
私的には文章にも難ありと思っていましたので、そんな風に思って頂けるのはとても光栄で嬉しい事です。
三様のお励ましを頂いて、中身の薄い文章ですがなんとか書いていければと思いました。

ご指摘の通り、拙作の彼女はローブを着過ぎてますね。
理由は、だいたいが私の『ご都合』からです。笑

画材を四段の平たいシール容器に収めています。
1、シャーペンやホワイトや描線に使うコピックや定規。
2、いつも使う色。肌の色や金髪や軍服、陰に使うとそれっぽくなる色など。
3、暖色
4、寒色

1、2を使えば主だった箇所は出来てしまいますが、それ以外を使いたくなるというのがもう一つの理由でもあります。
まったく、込んだ絵を描く方などには笑われてしまいそうな手の内です。汗

軍服もブラウスも、彼女のアイデンティティを表す重要なアイテムですので、もっと上手に丁寧に描いていきたいと思っています。
とは言え、毎回どこかかおかしいので、満足のいくものは描けていません。
当時の軍服もブラウスも触ってみたいです。笑

成人した彼女に着て頂くローブも、私の中ではデザインが決まってしまっていまして、固定されたものは取っ払ってしまいたいと思い、あんな感じにしてみました。
そのうちに、現代っぽい服装も描いてみたいと思いますが、そうなると、もはや誰なのかわからないかもしれませんね。笑

たくさんの温かい拍手に日々励まされています。
感謝です。


ノエルが近づきましたので、久しぶりにテンプレートをいじってみましたが、どうも画像の収まりが良くなくて、PC用・スマホ用ともにまた元に戻しました。
テンプレで、ノエル気分をと思ったのですが残念です。


『女の心』
お二人の身長差は24センチですが、拙作ではその辺が変でしたので切り取ってみました。
ピンボケな背景はヴェルサイユ宮殿内の扉です。




それでは
またのお越しをお待ちしています。





  1. 拍手コメントお礼
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Le parfum sucré ( 甘い香り )





『…汗と埃にまみれているぞ。
野良猫よろしく、髪もくしゃくしゃゴワゴワだ。』

『はは、お互いさまだな、くしゃくしゃゴワゴワは。』

『おまけにおよそ女の匂いとは程遠い。そんなに顔を寄せるな…。』

『ふふ…お屋敷に来たばかりの時、プンプンと怒るお前の髪が揺れるたびに良い香りがして、ああ、この人は自分とは生きる場所の違う人だと感じた事があったな。』

『匂いでそんな事を思うものか?』

『育った村では嗅いだ事のない匂いだったから。
匂いではなく、香りだな。
それが何の香りか、お前付きの小間使いに聞いた事があったが…。』

『何と言っていた?』

『肌や髪に塗り込む薔薇の香りだと言っていた。それと…。』

『それと?』

『お前に言うとお前付きの侍女が迷惑を被るから、お嬢様には香りの事は言ってはいけないよと釘をさされた。』

『なんだそれは。』

『塗られるのが嫌だと毎回ごねていると聞いた。
俺がお前に言ったら、抵抗が輪をかけて激しくなるから黙っている様にと。
向こうも仕事だからな。
早く終わりにして次の用事を済ませたかったのだろう。』

『…ああ、思い出した。
そうそう、その件は婆やに叱られたんだ。
(こちらも仕事でございます。
これをしなければ、この娘は給金を貰えないのでございますよ、お嬢様。次代の御当主であるのですから、使用人の事もお考えになって下さいましな。)
と。』

『そうか、さすがおばあちゃんだな。』

『 ( 仕事でございます。) は効いたな。それからは、小間使い達の心遣いは素直に受けるのが私の務めだと自覚したんだ。』

『素直にね。
では、俺の心遣いも素直に受けてもらおうか。馬車に乗ってくれ。馬は厩舎に置いていこう。』

『…いや、馬で帰る…。』

『俺の仕事だ。白状しろよ。お前調子悪いだろ。』

『ふふ…ばれたか。』


彼の胸に顔を埋めているうちに、力なく崩折れそうになってしまう彼女と、だんだんと彼女の重みがかかってくる事から、体調の悪いのを悟る彼という感じで描いてみました。



テレ東の『美の巨人たち』で、今週と来週にロワールの古城についての放送があるようです。
行ったところが出てくるでしょうか。
楽しみです。
あと数分で始まります。









  1. Oscar et André
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哀悼








  1. Oscar
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Le coeur d'une femme (女の心)





『オスカル…』

『!!』

『オスカルでしょ…』

『…』

『私よ、オスカル。
驚かせてごめんなさい。
今日は侍女に変装しているの。』

『アントワネット様!』

『ああ、良ろしくてよ。
跪いてはいけません。
今宵の貴女は異国の貴婦人。
そして私は高貴な方の侍女。
お互いに正体も知らぬままという事に致しましょう。』

『恐れ多うございます。
しかしながら、アントワネット様…』

『貴女とわかったことが腑に落ちない様ですね。
ふふ、女同士ですもの。
いつもは軍服の貴女がローブを身に付けたならどんなでしょうと、たまに想像していたのですよ。
でも。』

『でも?』

『想像以上でした。
オダリスク風のローブも背の高い貴女にお似合いですよ。
この艶姿が見られるなんて、本当にこの場にいて良かったわ。』

『アントワネット様…
どうかこの事は…』

『わかっています。
私とは初めてここで出会い、少し言葉を交わしたというだけの事。』

『お心遣い感謝致します。』

『ふふ、オスカル。
私が侍女としてここにいる事は聞かないでいてくれるのですね。』

『私の目の前にお出でなのは、高貴な方の侍女でございます。』

『ええ、ありがとう。実はね…。
フェルゼンが来ているのよ。
ご存知かしら?』

『…はい、存じております。』

『…オスカル、貴女の女性としての幸せを祈っていますよ。』

『…ありがたき幸せにございます。』




もしもあの舞踏会にマリー様がいらしたらという妄想です。

『どこまでご存知なのだ。』
『どこからご覧になっていた。』
『私の心中まで知られてしまったのか。』
そんな疑念がオスカル様の頭の中を巡りますが、結局マリー様は全部ご存知という結論に達し。
冷静を装いながらも慌てる彼女に、温かい言葉をかけるマリー様。

名乗らずにいるというのが一番考えられることではありますが、もしもあの舞踏会で踊るフェルゼンとオスカル様を目の前にしたら心は揺れるのではないでしょうか。
それは、決して嫉妬ではないのが理想なのですが。
拙作では、恋人に想いを寄せる相手に何を言おうかと思いあぐねながらも、あえて名乗り結局は全てを飲み込み、包み込むように微笑まれ…という感じにしてみました。

実を言いますと、当初マリー様には少しチクリと刺すような言葉を言って頂こうと考えていたのですが、そんな器の小さな方ではないなとやめました。
ですが、このイラストの表情は微妙ですね。パチパチッとした目線にも見えなくもない。(汗)
身長差も、ん〜です。

原作では、お二人が女性として向き合うのはもっと先の事ですね。
大人になって大好きになったシーンです。








  1. Oscar et ……
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La conversation quotidienne (日常会話)





『やっぱり将軍はお出ましになったな。』

『やっぱりって気配がしたのか?』

『父上とひと悶着あると、こっちに来るんだ。』

『ひと悶着って、最近何かあったのか。』

『よくは知らんが。
二人とも、どうせ何を言ったところで言う事は聞かんだろう。
思い込みも頑固頭も歳のせいだと諦めるとしても、こっちはいい迷惑だ。今回も父上との事が癪にさわって、私のところに来たんだろうな。勘弁してもらいたいものだ。』

『仕返しか。大人げないもんだな。』

『まあ今回は、隊員達も上手くやってくれたし、将軍としては肩透かしだな。あはは、ざまあみろだ。』


上司との軋轢もなんのそのと高笑いする彼女と、そんな彼女についている事をちょっと誇らしく思う彼という感じで描いてみました。

『ざまあみろ』とかいう言葉、彼女はお使いになるのでしょうか。
『ばかやろう』とか『こんちくしょう』とか仰っているので、きっとお二人の間では日常会話のひとつなのでしょうね。
お嬢様の宮殿での洗練された所作と、そんな言葉遣いのギャップに萌えます。


更新後に題名を変えました。
早速拍手して下さった方、ごめんなさい。







  1. Oscar et André
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Vrais sentiments ( 本心 )






『アンドレ、困った事にこんなのを着せられてしまったが、5分で軍服に着替えるから待っていてくれ。
だいたい、姉上の肖像画の首だけすげ替えれば、こんなものは着なくても良いだろうに。』

『5分って、そりゃあ無理だぞ。
18歳の誕生日までに描き上げると絵師も言っていた。
何度も着たくなかったら、今日はそのままでいた方がいいと思うが。
特に予定などないのだから。』

『もう窮屈でたまらん!
これでは、ご婦人が気絶するのも当たり前だ。』

『気絶してもいいぞ。
俺が受け止めて、介抱してやるから。
あはは。』

『はは、笑わせるな、私はそんな無様な事はせん!
考えてみると、年中気絶してしまいそうになりながらも、目的をもって意中の相手の前で気絶するのは結構我慢と忍耐が必要かもしれんな。
そうでもない相手の前でそんなことになって、勘違いされるのは困るだろうし。』

『…勘違いね…。』



18歳のお祝いに、おめかしして肖像画を描いて貰う彼女。
フランスでは成人年齢が18歳ということで、その誕生日を盛大に祝うと言います。
その席でこんな肖像画がお披露目になる…なんて妄想から描いてみました。

七五三の時期でもあり、我が子の時の衣装合わせなどで楽しんだ事を思い出します。
やはりフリルとリボンとピンクは外せないと、古風な事を思いそんな設えの物を着せましたが、写真として選んだのはオレンジのドレスと黒地の着物でした。
何着着ても良かったので、ピンクの濃い色も着せてみれば良かったとか今は思います。
拙作の彼女は、もういつの時代のお召し物かはわからない代物ですが、一応フリルとリボンは入れてみました。
和風の髪飾りは描いていて楽しかったですが、合っていないかも。汗

フェルゼンの前で気絶。
彼女がそんな姑息な手段は使わないのはわかっていても、
『それもありですよ。』
と耳打ちしてみたくなります。
もはや目的が違いますが。

勘違いなんて言葉で軽く窘める拙作の彼女。
彼は冗談の中に時々本心を込めていたとしたら。
それを感じ取るという事もなく、彼女の情け容赦ない返しに苦笑いしている彼の姿が思い浮かびます。

秋の夜長。
お二人の日々を思う良い季節になってきましたが、私自身の時間があまりないのが残念です。






  1. Oscar
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Prétendant ( 求婚者 )




『頼むから来るな。』

『え⁉︎』

『もう屋敷には来るな。
それから、私から半径15メートル以内に侵入する時は大きな声で許可を得るように。
元上官からの命令だ。』

『!!
ふふ…ははは…それは面白い趣向ですね。しかし残念ながら、たとえ貴女のご命令でも従う事はできません。求婚者として、お父上に出入りを許されておりますゆえ。』

『ヴェルサイユ中が騒めき立っているのを知らぬ訳ではなかろう。
全く、その勘違いには付いて行けんな。』

『この度の驚天動地の当事者である事は、私の誉れでございます。
それに私に付いておいでになる事もございますまい。ふたりでともに歩みましょうぞ。』

『ジェローデル家に見合う息女など他に幾らでもいるだろう。
私など嫁にしても物笑いの種になるだけだ。
他をあたってくれたまえ。
その方が身の為だ。
それにジャルジェ家は女系ゆえ、女しか生まれてこん。
どうせ、またこんなのが生まれて…』

『ふふ…産んで下さるなら、姫でも彦でもどちらでも嬉しゅうございます。
ご心配はいりません。
ああ、私にお子の話などして下さるとは。
貴女の様な美しい姫君が生まれるのを楽しみにしておりますよ。』

『…ふん。…おめでたい奴だな。
もう一度言う!
よいか、もう屋敷には来るな。
わかったな!』



『オスカル嬢の求婚者として隣にいるぞ。いいだろう、アンドレ。』
という顔で彼を横目で見るジェローデル。
とそこに彼女の冷たい声が…という感じでお願いします。
最後の『…ふん。』
の彼女は、バツの悪そうな顔をしてその後立ち去ります。

長い間彼女の副官だった彼は、アンドレの次に彼女の出方を知っていても良さそうだと思うのですが、実際にはどうなのでしょう。
ああ言えばこう言う風に書いてはみましたが…。

求婚者にはっきり言ってしまう彼女も、本物とは大きく違いますが、私の思う言葉を言って頂きました。
特に墓穴を掘ってしまう彼女は、もう原作を著しく逸脱していますが、そんな彼女も私好みにしてあります。(笑)

妄想膨らむ私には、原作できっぱりと本人に断れないのがもどかしくもありますが、やはり娘の結婚話は家長である父上に決定権があり、その命令には容易くは背けないのでしょう。
普通に考えても、上下関係の厳しい軍隊で部下だった男との縁談など思いもよらない事ですが、言わば『訳あり物件』の彼女の事を思えば、父上のお眼鏡に叶う最良の相手だったのかもしれませんね。






  1. Oscar et ……
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Dans tes bras ( お前の腕の中で )






今回は、イラストだけです。
もしかしたら、これからそんなのが多くなるかもしれませんが、宜しくお願いします。
また、イラストの加工違いなどをpixivで展示していますので、お時間がありましたらお立ち寄り頂ければ嬉しいです。


何やら、カウンターが2万を超えたようですね。
いつもご覧頂いてありがとうございます。




  1. Oscar et André
  2. / comment:2
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プロフィール

うたかた

Author:うたかた
『ベルサイユのばら』のオスカル様に恋い焦がれる『うたかた』の二次創作ブログです。
手描きのイラスト(デジタルのものも少し)と短い会話文で綴るサイドストーリー、コミック、雑文などを置いています。
原作をこよなく愛していますが、アニメも大好きです。
間違いだらけの拙い作品ばかりですが、大きなお心で受け流して下さいませ。
また、原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
2015年7月からpixivにも投稿していますので、宜しければお立ち寄り下さい。

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