La pensée de Dieu (神の思召し)5

オスカル様お誕生日に寄せて



『それで、あの時公爵夫人は何と?』

『《封印は解かれました。
これは神の思召しです。》
と。』

『お前と俺のことをご存知だったのか?』

『ふふ、
《貴女を射止めた殿方がどなたなのか…無粋なことを考えるのはやめましょう。》と仰っていた。』

『…そうか。石の輝きの意味も含めて不思議な方だな。』

『まるで仕掛けられていたようだ。』

『神の思召しと言え。』

『そうだ…お前は私の運命の人。
動くな。離さないぞ。』

『…降参だ。』






La fin




私ごとで恐縮ですが、25日からまた忙しくなりそうなので、少し早いですが最終話をあげてしまいました。

題名の『 La pensée de Dieu 』は、『神の思召し』という意味だそうですが、最後までこの言葉は使わないでなんとかしようと思いまして、『守護石』としました。
一応完結をみましたので、これまでの4回も神の思召しに直そうと思います。

また違った雰囲気の絵になっていますが、ずっと気になっていたグリザイユ画法というのを自己流でやってみました。
描いている人は、こんな風に描けるのかと結構気に入っています。






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La pensée de Dieu(神の思召し)4

オスカル様お誕生日に寄せて






『ようこそ、オスカル・フランソワ。』

『本日はお招き頂きまして、ありがとう存じます。』

『あなたが衛兵隊を率いていると聞いて、心配していました。
近衛とは勝手が違うのでしょう。』

『ご心配をおかけ致しまして申し訳ございません。
衛兵隊にもようやく慣れたところでございます。』

『ふふ、いばらは解かれたようね。』

『⁈』

『そのクラバットピン、中央に赤い光が見えるわ。
鏡をご覧なさいな。』

『!!』

『気づかなかったようね。』

『はい…。サフィールのように青いものと。』

『この石は、あなたが女性でありながらも軍を率いる宿命だと聞いて、異国の宝石商から取り寄せたものです。
最初は、不死身の力が宿り戦場での守護石となるリュビの輝き。
そしてサフィールに姿を変え、静かにその時が来るのを待っていたのです。』

『…』

『苦しい恋をしていても、石の色は変わらなかったのではないかしら。
おそらく、これからこの石はまた真紅の輝きを取り戻すでしょう。』



前回のものと同様、まだ途中という感じのイラストです。
取り敢えず置いておきますね。

画像の差し替えは、全部お話が終わってからになるかもしれません。汗


ここにきて、石の読みをフランス語風にしました。
ルビーはリュビ(rubis)
サファイアはサフィール(saphir)
です。


22日19時過ぎに画像を差し替えました。
次に行きます。



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La pensée de Dieu(神の思召し)3

オスカル様お誕生日に寄せて





『賜った後、私のそばに置いたその石は、みるみる青くなっていったそうだ。』

『それで、このクラバットピン、礼拝には付けていったのか?』

『その時は付けなかった。
お前が来る前の事だが。』

『ふうん。』

『不吉な石だと身につけることは憚られ、だが公爵様からの祝いの品だからと無碍にもできず、誰の目にも触れぬよう礼拝堂の奥に置いたのだと言う。』

『今は空よりも青いが…。』

『ふむ。』

『それでお前は不吉とは思わないのか?
その後はお前の元に置いてあるじゃないか。』

『私はそのようなもの信じない。
何ものにもその意味があり、存在する。この石もそうであろう。
私に何かあってもそれは私の宿命。この石のせいではない。』

『それで、この石はそのままずっと青いのか?』

『さあ。
いつも見ているわけではないから、わからん。』

『見てみたいな、変わるところ。』



画像はまたそのうちに差し替えます。








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La pensée de Dieu (神の思召し)2

オスカル様お誕生日に寄せて






『今日の礼拝にはこれをつける。』

『そ、それは…』

『この間見つけたのだ。
私の名と誕生日が刻んである。
そして公爵様の御名も。』

『いけません、それは…
他のものにいたしましょう。』

『ばあや、これをつけてはならない理由を言え。
なぜ、このようなものが祈りの場に置いてあったのだ。』

『…それは使用人の私共にはわからない事でございます。』

『父上に聞けと言うのだな。
わかった。
これをつけて礼拝に行けば、父上にもお見せできる。
名案ではないか。』

『おやめ下さい!
それは…その宝石は…。』

『ふむ、この宝石は?』

『公爵様より、お嬢様のお誕生に際し賜ったその宝石は、元は真紅に輝いていたのでございます。』

『!!』





6日に画像を入れてみました。
本当は新生児を描ければ良かったのですが、描いてみて進められたのはこれでした。
格好も含めて、描きたいものを描きました。
後で考えてみたら、ちょっとサンジュストのプペちゃんが頭のどこかにあったのかも。

8日19時ごろ画像を差し替えました。
前のものにも温かい拍手をありがとうございました。



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La pensée de Dieu (神の思召し)1

オスカル様お誕生日に寄せて






『あら、あの宝石!』

『え?』

『オスカル様がつけていらっしゃるクラバットピンよ。』

『ああ、サフィールね。
瞳の色と同じ。なんて大きいんでしょう。』

『あれはオスカル様がお生まれになった時に、外国から取り寄せた宝石だそうよ。噂なのだけれど、あの宝石には何か謂れがあるようなの…。』

『…いわれ⁉︎』

『詳しいことはわからないのだけれど、オスカル様をお護りする石なのだとか…。』

『何よそれ、結局根拠のない噂じゃないの。』

『それを言ってしまったら、世の中そんな話しばかりよ。』

『ふふふ、そうね。』

『今宵の舞踏会、オスカル様にお声をかけて頂けるような振る舞いをしなければ。』

『そうね。
彼の方がアビをお召しになって舞踏会においでになるなんて、そうそうない事ですもの。
ああ、私、だんだん緊張してきましたわ。』

『おほほ、大丈夫よ。
あなたにはお声はかからないわ。』

『ふん!
あなたにもね!』




さっき思いついたお話なので、上手くいくかどうかわかりませんが誕生日企画で描いてみます。。汗
宝石の知識も皆無ですので、続くかもというゆるーい感じでお読み頂けると嬉しいです。


23日、気になりながらも放置していた目の辺りを直しました。
前のものにも温かい拍手をありがとうございました。



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うたかた

Author:うたかた
『ベルサイユのばら』のオスカル様に恋い焦がれる『うたかた』の二次創作ブログです。
手描きのイラスト(デジタルのものも少し)と短い会話文で綴るサイドストーリー、コミック、雑文などを置いています。
原作をこよなく愛していますが、アニメも大好きです。
間違いだらけの拙い作品ばかりですが、大きなお心で受け流して下さいませ。
また、原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
2015年7月からpixivにも投稿していますので、宜しければお立ち寄り下さい。

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