Un parhélie(幻日)




女性としては低音で張りのあるその声は、いつもより心なしか穏やかに響いた。

『自暴自棄になるのも分かるが、お前は長男として家族を養っているのだから、無茶なことをするのはよせ。』

『あんたに言われるのは心外だな。あんただって、いろいろとやらかしてこんな所にいるんだろうが。』

『…嫡男と言えど、私は末子だからある意味自由人だ。あの家では物分かりの良い風情で居ても、外に出れば違う。まあ、自分のことだから責任は取っているつもりだが。』

『俺の事は放っておいてくれていい。何をしても家族は養って行くさ。俺の務めだからな。』

『形ばかりの忠告では、何も変えられない。分かっているが有能な兵士を失いたくないのでな。』

『あんたも大人しくしていたら良いんだ。どうせ上からの不条理な命令で動くしかないんだからな、軍隊なんてのは。奴らには俺達は捨て駒でしかない。』

『お前とて、上下の隔たりなくジャングルで手を繋ぐ動物達のような、有り得ない世の中を期待しているわけではないだろう。…さっきも言ったが、私は末子だ。まあ見ていろ。』

『!』

その時俺は何を見たのだろうか。
暮れ時の幻。
女は振り向いてニコリと笑った。



18日22時25分頃、画像を差し替えました。
いろいろとため息です。
黒のローブは、今回はやめておこうと考え直しました。

前のものにも温かい拍手をありがとうございました。
差し替えてばかりでごめんなさい。







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  1. Oscar et ……
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Les retrouvailles (再会)

『マドモアゼル…⁉︎』

『何をしにフランスに戻って来た。』

『貴女に…貴女が憂慮し命がけでお示しになったこの国の今を、私も体現する為に戻ってまいりました。
もしやここに来れば貴女にお会いできるかと…願いは通じたのでございますね。』

『お前には、他国で生き延び今後のフランスを見届けてもらいたい。
もうここには来るな。』

『それは命令でございますか?』








『ふふ、命令だと言ったら、お前はどうせこう言うのだろう。』

『人の心に命令は出来ませんぞ。』
『人の心に命令は出来ませんぞ。』

『あはは…』
『ふふふ…』

『お前にもう一度会えて良かった。
だが、これが最後だ。』

『はい。』

『…戻れと言っても、そんな気は更々無いのであろう?』

『私は今少しこの国に留まり、自身の出自も成り立ちも及ばない場所で生きてまいります。』

『決心は固いようだな。』

『貴女がお示し下さった道です。』

『ふむ…。
だが忘れるな、お前にはお前だけの道があることを。私の後など追わずとも良いのだぞ。』

『お言葉しかとこの胸に。』

『…ではMonsieur Girodelle 、私はこれで失礼する。』

『行ってしまわれるのですか、マドモアゼル…マドモアゼル…』




杳として知れない彼のその後を書いてみました。



2MB越えで上下左右ともカットしました。
もうちょっと施したいのですが、容量が足りないようです。
画質を落とさず、なんとかしたいのですがと前にも言っていますね。
その辺りが未だに解決していなくて。
pixivではもうちょっと施せたらと思っています。


書き忘れました。
ここはヴェルサイユ宮殿の造りではありませんが、その辺りということでよろしくお願いします。


24日23時過ぎに画像を差し替えました。
前のものにも温かい拍手をありがとうございました。

文章ももう少しなんとかしたいです。


27日深夜に画像、文章とも変えました。
これで終わりにします。
前のものにも温かい拍手をありがとうございました。









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Bonheur de la mère (母の幸せ)

母の日に寄せて

maman2ブログ




下絵のつもりで描きましたが、ペンは入れずにこれで完成ということにしようと思います。



pixivに投稿したものに少し手を加えました。


maman3トーン2








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Une autre illustration (もう1つのイラスト)




また遊びました。
表情がピンときませんが、雰囲気だけということでお願いします。
またいつか、こんな感じでピンとくるものを描きたいと思います。

もうこれは、しばらく見たくないです。汗





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Les ténèbres ( 闇)





『誰だ!』

『オスカル…。』

『フェルゼン?!』

『…オスカル…俺だ。』

『アンドレか…?』

『オスカル騙されるな、俺はここにいる。』

『手が!』

『振りほどけ、オスカル!
それは闇の魔王だ。
そのまま飲み込まれるぞ!』

『なんだと?!
誰が闇の魔王だ!
貴様が闇の魔王だろう。』

『…ふっふっふっ…
この人を俺に渡せ。
闇も俺の味方をしている。
さあ、手を離すんだ!』

『なんの真似だ、お前達。
陳腐な芝居はやめろ。
闇の中でも声でわかる。
アンドレ、屋敷に帰るぞ。』

『そうだなオスカル…俺の屋敷に帰ろう。』

『!!!』



誰が言っているのかわかるでしょうか。(汗)
背景の装飾を施しているうちに、こんなカオスなお話になってしまいました。
彼女の他は、闇の世界の魔物として下さい。


画像は、まだ手直ししたいところがあるので、差し替えをしたいと思います。

一回目の差し替えをしました。
まだちょっと納得していません。

二回目の差し替えをしました。
ん〜闇感が無くなってしまった。
少し休憩します。

三回目の差し替えをしました。
引き算が足りないような。
ん〜








  1. Oscar et ……
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うたかた

Author:うたかた
『ベルサイユのばら』のオスカル様に恋い焦がれる『うたかた』の二次創作ブログです。
手描きのイラスト(デジタルのものも少し)と短い会話文で綴るサイドストーリー、コミック、雑文などを置いています。
原作をこよなく愛していますが、アニメも大好きです。
間違いだらけの拙い作品ばかりですが、大きなお心で受け流して下さいませ。
また、原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
どうぞよろしくお願い致します。
2015年7月からpixivにも投稿していますので、宜しければお立ち寄り下さい。

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